お酒には、ビールや日本酒、ウイスキーにワインなど様々な種類がありますが、アルコールが得意じゃないと手を出しにくいものも多いですよね。
お酒に弱い人は、本来の味をガツンと楽しむより、ジュースや炭酸で割ったりシロップや果汁を加えて飲みやすくしたカクテルがおすすめです。
この記事では、カクテルの由来や歴史から、種類まで幅広くご紹介していきます。
詳しくなくても「これを頼んでおけば大丈夫!」といったバーの定番メニューもご紹介。
お酒があまり得意じゃない女性でも、飲んでみたいと思うカクテルが見つかるかもしれませんよ。
それでは早速、カクテルの魅力をチェックしていきましょう!
カクテルの基本
カクテルとは
カクテルとは「Mixed Dorink(ミクスト・ドリンク)」のことです。
氷や専用の器具を使って、お酒や炭酸、ジュースなどを混ぜて新しい味を作った飲み物を指しています。
冷たい物に限らず温かい飲み物も、ホットカクテルと呼ばれているのだそう。
お酒を水やソーダで割ったシンプルなものから、複数を混ぜた奥深いものまで、様々な組み合わせでつくられるカクテルは、造り手によって無限の可能性を秘めたドリンクなのです。
カクテルの歴史
古代より、ローマではワインの水割り、エジプトではビールにはちみつなどを加えて飲まれていました。
お酒と別の物を混ぜる行為は、昔から人々が慣れ親しんだ飲み方でもあるのですね。
品質や技術も現在より遥かに劣っていた点から、お酒自体がストレートで味わえる代物ではなかったという意見もあります。
味の変化だけではなく、加える材料によっては劣化を防ぎ長く楽しむための役割でもあったのだそう。
また、寒冷化が起きた際には鍋に薬草とワインを入れて火にかけ、身体を温めるためにも飲まれていました。
「Cocktail(カクテル)」という言葉が登場したのは、1748年のロンドンでのことでしたが、その遥か昔から人々はお酒を混ぜて楽しんでいたのですね。
カクテルの4つのスピリッツ
スピリッツとは、アルコール度数が高い蒸留酒のこと。
焼酎やウイスキーもスピリッツに含まれますが、カクテルには、よく使われている4大スピリッツと呼ばれているお酒が存在します。
ジン
一般的なジン(ドライジン)の原料は、サトウキビ、とうもろこし、大麦、ライ麦などです。
発酵させた後に蒸溜し、ネズの実や、漢方にも使われる草根木皮などを加えて更にゆっくりと再蒸留して作られています。
先述した原材料の他にも、柑橘類の果皮・シナモンの樹皮・山椒・玉露・リコリスの根など、加える物によって香味成分が変わり、細かな配合が必要とされる繊細なお酒でもあるのです。
ジンを使ったカクテルには
・ジントニック(ジン+トニックウォーター)
・ジンバック(ジン+ジンジャーエール)
・ジンライム(ジン+ライムジュース)
などがあります。
シンプルかつ奥が深く、スッキリとした味わいのジントニックは、最初の1杯にもぴったりのカクテルです。
ラム
ラムは、サトウキビの茎を搾った汁を煮つめて結晶化させ、糖蜜や搾り汁を水で薄めて作られています。
発酵後の蒸溜と貯蔵の方法によって、ライトラム・ミディアムラム・ヘビーラムと出来上がる種類が変わります。
ライトラムとミディアムラムが無色透明なのに対して、ヘビーラムのみ褐色です。
ラムを使ったカクテルには
・キューバ・リブレ(ラム+コーラ)
・モヒート(ラム+ライム+炭酸+ミント)
・ピニャコラーダ(ラム+ココナッツミルク+パインジュース)
などがあります。
ミントが爽やかでスッキリ飲めるモヒートは、暑い季節にオススメのカクテルです。
テキーラ
テキーラは、メキシコ産の「ブルーアガヴェ」という竜舌蘭の一種が原料。
固く鋭い葉の根本から覗く球茎は、大きいもので直径70~80cm。
重さは30~40kgに成長したものを使用する場合もあるそう。
1994年には、テキーラを製造する上での厳しい基準が設けられ、主原料や生産地まで制限がかかっています。
基準を満たしたブルーアガヴェを51%以上使用して、蒸溜は2回以上が鉄則です。
テキーラを使ったカクテルは、
・テキーラ・サンライズ(テキーラ+オレンジジュース+グレナデン・シロップ)
・メキシコーク(テキーラ+コーラ)
・マタドール(テキーラ+パインジュース+ライムジュース)
などがあります。
テキーラというと、ショットグラスで一気に飲み干すイメージがありますよね。
アルコール度数が高くて危険な印象を持つ人もいるでしょう。
しかし、「テキーラ・サンライズ」であればオレンジジュースと甘いシロップを足しているので女性でも飲みやすいですよ。
ウォッカ
ウォッカの原料は、トウモロコシ、大麦、小麦、ライ麦、じゃがいもなどの穀類と、麦芽。
製造する国によって主原料の比率が変わるため、風味やまろやかさが異なるのが特徴です。
糖化、発酵させた上で蒸溜し、仕上げに濾過処理をして製造されています。
「ジャパニーズクラフトウォッカHAKU」は、国産米を100%使用して、日本ならではの”麹”を取り入れた革新的なウォッカとして世界から注目されているのだそう。
ウォッカのカクテルには
・モスコミュール(ウォッカ+ジンジャーエール)
・スクリュードライバー(ウォッカ+オレンジジュース)
・ソルティ・ドッグ(ウォッカ+グレープフルーツジュース+塩)
などがあります。
ウォッカは、4大スピリッツの中で最もクセがないと言われています。
「強いお酒は苦手だけど、甘すぎるのもちょっと…」
そんな人にはモスコミュールがおすすめです。
ウォッカの風味を程よく感じられて、スッキリと飲みやすいカクテルですよ。
リキュールとは
先述したスピリッツ(蒸溜酒)に、果実や花、薬草や香草などと甘味料を足し、香りや味を移したお酒をリキュールといいます。
重厚で芳醇なクラシックタイプも人気ではありますが、現在は低アルコールで、よりライトに楽しめるリキュールが人気なのだそう。
世界中のフルーツが流通するようになってからは、トロピカルフルーツのような果汁を多く使用したタイプが続々と登場し、女性や若者を中心として親しまれています。
今後も、冷凍濃縮など技術の革新によって、更にフレッシュな果実系リキュールの誕生が期待できそうですね。
女性に人気のカクテルを種類別に紹介
ここからは、あまりお酒が得意じゃない人や甘いお酒が好きな女性に向けて、飲みやすいカクテルをご紹介していきます。
使用しているリキュールについても説明しているので、どんな味か想像しながら楽しんで見てくださいね。
カシスリキュール
カシスリキュールは、ベリーの一種のカシス(黒スグリ)を原料としています。
酸味と甘味のバランスが取れた味わいで、香りも華やか。
お酒が弱い人でもジュースのように気軽に楽しめちゃう。
カシスの鮮やかな赤紫色は見た目にも美しく、女性人気も高いリキュールです。
オススメのカクテル
・カシスオレンジ(カシス+オレンジジュース)
カシスリキュールとオレンジジュースの組み合わせは相性バツグン!
王道ですが、甘くて飲みやすいカシオレは、お酒が弱くても美味しいと感じるはず。
・カシスソーダ(カシス+ソーダ)
カシオレだと甘すぎると感じる人には、カシスソーダはいかがでしょうか。
カシスリキュールとソーダが混ざって甘さが程よく、フルーティでスッキリした味わいです。
・カシスウーロン(カシス+烏龍茶)
最低限の甘みで、サッパリとしたカクテルが飲みたい時にはカシスウーロン!
色々なカクテルを飲んだ後のお口直しにもぴったりです。
烏龍茶で割っているので、カロリーが気になる人にもおすすめ。
ピーチリキュール
桃のフレーバーや、果汁を加えた蒸留酒をピーチリキュールといいます。
甘くてクセがないので、さまざまな割り方でも楽しめる優れモノ。
桃の香りが魅力的で、お酒に弱い人でも飲みやすいリキュールです。
オススメのカクテル
・ファジーネーブル(ピーチ+オレンジジュース)
桃とオレンジジュースの組み合わせは、合わないはずがないですよね。
トロピカルなミックスジュースのような味わいで、女性人気も高いカクテルです。
・ピーチフィズ(ピーチ+ソーダ+グレナデンシロップ)
まるでピーチ味の炭酸ジュースのよう。
爽やかで飲みやすいので、飲み過ぎには注意が必要。
赤いグレナデンシロップがグラデーションになり、見た目にも華やかなカクテルです。
・レゲエパンチ(ピーチ+烏龍茶)
ピーチリキュール自体が甘いので、烏龍茶で割るとまるでフレーバーティーのような味わいになります。
桃の香りを楽しみながら、スッキリとしたお酒を楽しみたいときにはぴったりです。
カルーア
「カルーア」は、世界中で愛されているコーヒーリキュールです。
語源はアラビア語で、コーヒーを意味する俗語からつけられました。
厳選したコーヒー豆で作った抽出液に、高品質のスピリッツとバニラやカラメルを加えて混ぜ合わせ、製造されているのだそう。
オススメのカクテル
・カルーアミルク(カルーア+牛乳)
お酒っぽさをあまり感じない、まるでコーヒー牛乳のように飲めるカクテル。
甘くて飲みやすいので、アルコールが入っていることを忘れてしまいそう。
飲み過ぎには注意が必要です。
また、カルーア=甘いと思って、カルーアを使用したカクテルを容易に注文するのも危険です。
「ブラック・ルシアン」や「ホワイト・ルシアン」は、カルーアとウォッカを混ぜたカクテルで、甘いけれど、お酒とお酒を合わせているのでアルコール度数はかなり高め。
頼んでから後悔しないためにも、頭に入れておくと良いかもしれませんね。
マリブ
カリブ海産のホワイト・ラムに、ココナッツのフレーバーを加えたリキュールです。
ココナッツの香りや風味が強く、夏らしい気分になれるでしょう。
リキュール自体にはそこまで強い甘味はないので、合わせる物によって表情が変わるのも魅力です。
オススメのカクテル
・マリブコーク(ココナッツ+コーラ)
夏らしいココナッツの風味とコーラの相性はバツグン!
暑い日に飲みたくなる南国のカクテルです。
・マリブミルク(ココナッツ+牛乳)
ココナッツのコクと、牛乳のまろやかさがよく合います。
甘くてこってり濃厚なのでデザートカクテルとしてもちょうど良さそう。
温めて飲むのもオススメです。
ワインを使ったカクテル
お酒が弱くてワインが飲めない人でも、甘さを加えて飲みやすくなったワインカクテルなら美味しく楽しめるかもしれませんね。
オススメのカクテル
・サングリア(ワイン+フルーツ+スパイス+甘味)
サングリアは、ワインに果物やスパイス、ハーブや甘味を加えたワインカクテルです。
ワインの香りや風味を感じながら、フルーティで甘く飲みやすい味わいになっています。
バーによっては、グラスにフルーツを入れる場合もあるので、見た目も華やかで女性人気の高いカクテルです。
・アメリカン・レモネード(赤ワイン+レモンジュース+甘味)
甘酸っぱいレモネードが好きな女性って多いですよね。
そこに大人の味の赤ワインを投入。
糖度の違いでワインとレモネードが分離し、二層化した見た目にも美しいカクテルです。
混ぜて飲むと甘酸っぱくて飲みやすいワインを楽しめます。
ノンアルコールカクテル
お酒が苦手だと、飲み会に誘われても気が乗らないこともあるのではないでしょうか?
自分だけソフトドリンクだと、ちょっと寂しく感じてしまいますよね。
そこで、お酒が飲めなくてもカクテルを楽しめる「ノンアルコールカクテル」をご紹介します。
・シャーリーテンプル(ジンジャーエール+グレナデンシロップ)
ザクロの果汁を使った赤いシロップのグレナデンを、ジンジャーエールと合わせたカクテルです。
甘味とスッキリ感のバランスが良くて人気なので、ノンアルコールカクテルの王道ともいえます。
・シンデレラ(オレンジジュース+レモンジュース+パインジュース)
合わせる材料を見るとミックスジュースにも思えますが、専用の器具を使って氷と一緒にシェイクすることで、一気にジュースからカクテルへと変化!
シンデレラという名前も相まって、女性人気の高いカクテルです。
カクテルの種類が豊富なカフェバー「RY’S cafe bar」
この記事では、カクテルの歴史やスピリッツの作られ方、リキュール別のカクテルの種類についてご紹介いたしました。
当店では、お酒が好きな人が楽しめるビールやワインはもちろんのこと、人気のカルーア・ミルクを筆頭に女性に人気のカクテルや、ノンアルコールのカクテルなども種類豊富に取り揃えています。
女子会やデート、大切な記念日などにご利用いただき、特別な時間を過ごしていただけたら幸いです。
店名 | RY’S cafe bar(アールワイズカフェバー) |
住所 | 北海道札幌市中央区北4条西24-2-16-2F [地図を見る] |
電話番号 | 050-3187-4155 |
営業時間 | カフェ:11:00~16:00(L.O.15:30) BAR :17:00-24:00(L.O.23:30) |
定休日 | 無休 |
駐車場 | 2台 |
Wi-Fi | 有り |
電源 | 4席 |
喫煙席 | 全席禁煙 |
店舗サイト | https://rys-cafe.bar/ |
SNS | Instagram |
RY'S cafe bar(アールワイズカフェバー)札幌で1番お洒落なカフェ&イタリアンバー
RY'S Cafe Barは、日常のひとときを特別に彩るカフェ&イタリアンバーです。
カフェタイムには、ハンドドリップで丁寧に淹れた香り高いコーヒーと、焼きたてのふわふわワッフルをお楽しみいただけます。
夜になると、イタリアンレストランとして本格的な料理をご提供。世界各国から厳選されたワインと共に、シェフ特製の絶品グルメを味わうことができます。
女子会やパーティー、デートなど、さまざまなシーンでの利用に最適。落ち着いた雰囲気の中で、心温まるひとときをお過ごしください。
住所 | 〒064-0824 北海道札幌市中央区北4条西24-2-16-2F |
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Tel. | 050-1720-4373 365日24時間!電話受付可能!(AIさゆり) |
営業時間 | カフェ:11:00-17:00 ランチ:11:00-14:30 バー:17:00-23:00(L.O.22:30) |
アクセス | 最寄り駅:地下鉄東西線「西28丁目駅」1番出口より徒歩5分 駐車場:2台 |