札幌のギャラリー情報おすすめ11選

最近、身近になりつつある現代アート。

札幌市には、現代アートや日本美術、油絵などを取り扱う個性あふれるギャラリーや美術館がたくさんある事をご存知でしたか？

今回は札幌のおすすめギャラリー11選をご紹介します。カフェ併設のギャラリーも多く、札幌駅周辺から大通・中島公園・円山公園エリアでカフェ巡りとアート鑑賞を楽しみたい方は必見です。

美術館・ギャラリー・画廊が点在するJR札幌駅周辺

JR札幌駅からすすきの駅の南北線沿いにはアートスポットが点在しています。札幌でアートな旅をしたいという方はまずはこのエリアから開拓するのがおすすめです。

自分の好きなジャンルやお目当ての作家の展示をチェックしながらアートスポット巡りを楽しみましょう。

作品鑑賞だけでない、アートスポット巡りの楽しみ方

アートスポット巡りの醍醐味は作品鑑賞だけではありません。

ギャラリーや美術館のまわりには作品の魅力をアップさせる見所がたくさんあります。展示だけではなく、作品にまつわるいろいろな演出を楽しんでみましょう。

この項目では作品鑑賞がもっと楽しく、深まるポイントをご紹介します。

建築物の美しさを堪能しよう

美術館やギャラリーの設計には有名建築家のものも多く、建物自体がアートな部分がある場所が多いです。

自然光の美しさを生かしたガラス張りの壁面や洗練されたホワイトキューブの内装など、作品が美しく見えるような工夫が凝らされています。そのようにデザインされた空間では時間帯、天気による光の入り方によって作品の見え方が違うところもあります。

一度切りの訪問ではなく、違う時間帯にもう一度訪れてみるのも良いでしょう。

アーティストグッズを買ってみよう

美術館のミュージアムショップ、ギャラリーのポップアップでは展覧会を開催しているアーティストのオリジナルグッズが販売されています。

作品の購入は難しいけれど、お気に入りのアーティストがいるという場合にはショップに行くとコレクションのきっかけがつくりやすいです。

過去の図録なども販売していることがあるので、アーティストや作品についてもっと深めたい、という方はアーティストグッズもチェックしてみると、これからの鑑賞が楽しくなると思います。

アート鑑賞とともにカフェ巡りを楽しもう

誰かと一緒に展覧会を訪れた後に作品の感想を話し合いたいと感じたことはありませんか？

そのような時にカフェ併設の会場だと作品や展示について、一緒に来た人と「この作品が良いと思った」「あの作品はどんな意味なのだろう」と話し合うときっと印象に残りやすいです。

そして、その際に食べたり飲んだりしたものが美味しかったらより体験として記憶に残ります。

ミュージアムカフェ、カフェ併設のギャラリーではコラボメニューを出していたりする場合もあり、目だけでなく舌でアートを楽しむこともできるかもしれません。

次項では早速、札幌市内のおすすめ美術館・ギャラリー情報をご紹介していきます。

１．日本近代美術〜現代アートが揃うコレクション必見『北海道立近代美術館』

札幌駅付近で美術館に行きたい・企画展が見たいという方におすすめなのが『北海道近代美術館』。札幌駅から一番近い美術館の一つです。

コレクションは、北海道出身の近代日本画家や現代で活躍するアーティストの作品のほか、エコール・ド・パリの絵画作品やエミール・ガレやドームなどアールヌーヴォー時代のガラス工芸作品も収蔵されています。

企画展や常設展などの作品展示のほか、建物の２階に上ると、一面がガラス張りの空間から庭園の自然を一望できます。晴れた日には木漏れ日とともに札幌の自然を感じながらアート鑑賞ができそうです。

北海道立近代美術館

• 開館時間：9:30-17:00
• 観覧料：一般510円　高大生250円　※中学生以下、65歳以上無料　その他免除条件あり
• 休館日：月曜日、年末年始、展示替期間
• アクセス：
  • JR札幌駅からのアクセス
    1. 南北線　真駒内行　さっぽろ駅から大通駅下車（２分）
    2. 東西線に乗り換え
    3. 東西線　宮の沢行　大通駅から西18丁目駅下車（３分）　徒歩約５分
  • 地下鉄西18丁目駅からのアクセス
    　４番出口　徒歩約５分
• 公式サイト：https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/knb/

２．札幌駅アクセス抜群！直線空間の大迫力『札幌大通地下ギャラリー「500m美術館」』

『札幌大通地下ギャラリー「500m美術館」』は地下鉄大通駅と地下鉄東西バスセンター前駅の間のコンコースの大迫力の展示空間です。「500m美術館」の愛称で親しまれています。

直線空間を生かしたダイナミックなインスタレーション作品や、大画面の平面作品の展示が特徴で、思わず足を止めてしまいます。

札幌大通地下ギャラリー500m美術館

• 開館時間：7:30-22:00（照明点灯時間）
• 観覧料：無料
• 休館日：なし
• アクセス：地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅の間のコンコース
• 公式サイト：http://500m.jp/

３．北海道で油絵作品を買うならここ『北海道画廊』

北海道最大級の絵画販売専門店『北海道画廊』。

北海道出身の近代画家や国内外のアーティストの作品を豊富に揃えており、また絵画、日本画、彫刻など幅広い作品ジャンルを取り扱っています。

画廊では販売だけでなく、絵画の買取や額の販売なども行っているので、作品購入後のアフターケアもお任せできそうです。

公式サイトでは作品検索ができるので、お目当ての作品がある方は公式サイトでお目当ての作品を見つけてから行くのもありでしょう。

北海道画廊

• 営業時間：10:00-19:00
• 休業日：月曜日
• アクセス：
  　・地下鉄南北線　すすきの駅　徒歩５分
  　・地下鉄東豊線　豊水すすきの駅　徒歩２分
• 公式サイト：https://hokkaidogarou.co.jp

４．赤れんがテラス5Fで多様なアートを鑑賞できる『テラス計画』

『テラス計画』は赤れんがテラス５階にあるギャラリースペースです。

テラスの５階ということもあり、建物の見晴らしを生かした空間となっています。

札幌駅前通まちづくり株式会社によって運営されており、展示プログラムでは、市民参加の公募展からプロのアーティストの個展まで幅広い展開があります。

ワークショップやスペースレンタルも行っているため、アートを軸にした多様なコミュニティの生成や、市民に一層開かれたアート鑑賞ができる場所になっています。美術館やギャラリーに行くのは少し敷居を感じるという方や、小さなお子様連れのご家族でも気軽に立ち寄れる空間が魅力ですね。

テラス計画

• 開館時間：11:00-19:00
• 休館日：なし
• アクセス：JR札幌駅　徒歩５分
  　・地下鉄南北線　さっぽろ駅 　徒歩２分
  　・地下鉄東西線・南北線　大通駅 　徒歩５分
• 公式サイト：https://www.terracekeikaku.com/

５．円山公園でアートとカフェを楽しめる『ギャラリーRetara』

MOMAPlaceの３階に佇む『ギャラリーRetara』

ホワイトキューブの内装に現代アートやデザイン分野のアーティストの作品が並びます。

MOMAPlaceは１階はセレクトショップ、２階はカフェ、３階にはレストラン、ギャラリーという複合施設になっており、食と芸術を一度に楽しめるような空間の贅沢さがあります。

円山公園付近でアート鑑賞とともにグルメやアーティスト雑貨などのショッピングを楽しみたい方におすすめのスポットです。

ギャラリーRetara

• 営業時間：12:00-18:00
• 休業日：火曜日
• アクセス：
  　・地下鉄東西線　円山公園駅　１・２・３番出口より徒歩５分
  　・西28丁目駅　３番出口　徒歩10分
• 公式サイト：http://moma-place.jp/retara/

６．札幌発の現代アートの発信を担う『Salon cojica』

『salon cojica』は札幌からの現代アートの発信を狙いに、若手アーティストの展示企画を多く取り扱っています。展示空間の使い方が様々で、インスタレーションなど現代アート好きの方におすすめのギャラリーです。

公式サイトからは過去の展示図録などを購入できます。

2021年3月に北海道近代美術館２階に「KINBI nicojica」というカフェをオープンしており、カフェ内の現代アートを鑑賞しながらカフェタイムを楽しむことができます。

salon cojica

• 営業時間：11:00-19:00
• 休業日：日・月曜日
• アクセス：地下鉄南北線　北24条駅　徒歩約10分
• 公式サイト：https://www.salon-cojica.com

７．中島公園となりの開放的なアートスペース『ギャラリー創』

『ギャラリー創』は中島公園近くの旭山公園通に面したギャラリーです。

大きなガラス面からは中の開放的な空間を見ることができます。

充実した展示空間が特徴で、作品展数も多く、ボリュームのある展示を見ることができます。

ギャラリー創

• 営業時間：11:00-18:00
• 休業日：火曜日
• アクセス：地下鉄南北線　中島公園駅　徒歩約５分
• 公式サイト：http://sou.agson.jp/

8.洗練されたホワイトキューブに作品が映える『NOTHING』

『NOTHING』ではアートだけでなく、音楽、映画、ファッションなど幅広いジャンルに焦点をあてた展示を展開しています。

魅力の一つはその洗練されたホワイトキューブの空間。公式サイトやSNSからも伝わる空気感は、まさにコンセプトとしている余白の存在感を感じさせるものがありますね。

イベントにより、ワークショップやポップアップイベントも開催しています。

NOTHING

• 営業時間・休業日：開催イベントの内容に準ずる
  　　　　　　　　　※詳細は公式サイトをご覧ください。
• アクセス：地下鉄東西線　西28丁目駅　徒歩約３分
• 公式サイト：https://nothing-ritaru.space

９．センスのひかる現代アート作品が揃う『to ov cafe/gallery』

『to ov cafe/gallery』は平面作品から映像作品、インスタレーションまでを幅広く展開するギャラリーです。中島公園駅から徒歩1分とアクセスも抜群です。

カフェ併設のギャラリーで、展示エリアとカフェエリアが繋がっており、作品やアーティストグッズを鑑賞しながらゆったりとした時間を過ごすことができます。

カフェメニューの種類も豊富でついつい通いたくなりそうです。

to ov cafe/gallery

• 営業時間：10:30-20:00
  　　　　　※20歳未満カフェ利用不可
• 休業日：不定休
• アクセス：中島公園駅　徒歩約１分
• 公式サイト：https://toovcafegallery.shopinfo.jp

10．アーティスト設立のオルタナティブギャラリー『ART-MAN gallery』

『ART-MAN gallery』はアーティスト主導で、自身の表現を追求したいという思いからつくられたギャラリーです。

バスセンター前駅徒歩10分ほど行くと、煉瓦造りの外観が目に入ります。若手アーティストの展覧会も多く開催されており、活気を感じるギャラリーです。

ART-MAN gallery

• 営業時間：月〜金　12:00-19:00
  　　　　　土　11:00-19:00
• 休業日：日曜日
• アクセス：地下鉄東西線　バスセンター前駅　徒歩約15分
• 公式サイト：https://www.g-art-man.com

11.カフェ併設の落ち着いたアート空間『CAFE ESQUISSE』

『CAFE ESQUISSE』では版画作品を中心に、地元アーティストの作品を多く取り扱っています。

店名のESQUISSEはエスキース、美術でいう下絵、スケッチの意味を含んでおり、アートやコーヒーを軸に人々が交わることで何かが生まれて行って欲しい、という意味が込められています。

落ち着いたバーのような空間で、ゆったりとした時間を過ごせそうです。

CAFE ESQUISSE

• 営業時間：月〜土 12:30-22:00
  　　　　　日・祝 12:30-21:00
• 休業日：毎週水曜日
• アクセス：地下鉄東西線　円山公園駅　徒歩約５分
• 公式サイト：http://cafe-esquisse.net
  

まとめ

今回の記事では札幌のギャラリー情報おすすめ11選をご紹介しました。

札幌でアート鑑賞をすることで、地域特有の自然豊かさやグルメなど様々な魅力を持ったその場所でしか出会えない作品に出会うことができるかもしれません。

気になる作品やギャラリーがある方は、この機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。