朝や仕事の合間など、日常的にコーヒーを飲む習慣がある人は多いのではないでしょうか。
コーヒーが好きな人ほど、もっと美味しいコーヒーを飲みたい、自分で淹れてみたい、お店を持って提供したい!などと考えることもあるでしょう。
コーヒーは今や単なる嗜好品を超え、趣味から仕事へ、さらにはプロフェッショナルなキャリアに発展する分野なのです。
そこでこの記事では、コーヒーが好きな人なら知っておきたい資格を8つご紹介していきます。
こんな資格があるのか!という新しい発見になるでしょう。
それぞれの資格の特徴と取得の難易度も含めて紹介するので、趣味として楽しみたい人からプロフェッショナルを目指す人まで、自分に合った資格を見つけてみてくださいね。
それでは早速、深い深いコーヒーの世界をチェックしてみましょう。
仕事で活かしたい人におすすめのコーヒーの資格

カーサバリスタ
「カーサバリスタ」は、コーヒーの専門家、バリスタとしての知識と技術を証明する資格です。
コーヒー豆の専門的な知識から、ドリップやサイフォンの器具を用いた抽出技術が必要になり、カフェなどの飲食店で働く方はもちろん、趣味でコーヒーを学びたい人にもおすすめです。
通信制の講座は自宅でできるカリキュラムになっているので、忙しい人でも無理なく続けやすい利点があります。
付属の器具や豆を使ってコーヒーを淹れることが講座のスタートライン。
インスタントで手軽にコーヒーを飲める時代だからこそ、自分で手間をかけて淹れる一杯の美味しさは別格なものになるでしょう。
豆や焙煎方法、抽出方法などを学び、好みに合わせた最高のコーヒーを見つけられます。
本格的な技術と知識が身につくほか、カフェの開業に役立つノウハウも学べますよ。
認定教育機関での全通信カリキュラムを終えると認定試験に申込みが出来ます。
すると試験問題が届くので、70%以上正解した場合にのみ「カーサバリスタ」の称号が与えられるのです。
資格名(称号) | カーサバリスタ |
受験方法 | 認定教育機関で全カリキュラム終了後、認定試験に申し込む。認定試験問題70%以上正解で合格。(在宅で受験可能) |
試験内容 | ・コーヒー豆に関する知識 ・焙煎と風味の関係性 ・コーヒーの淹れ方 など |
受験料 | 5,600円(税込)※通信教育費別途有 |
認定協会・団体名 | 一般財団法人 日本能力開発推進協会 |
公式サイト | https://www.jadp-society.or.jp/course/barista/ |
コーヒーコーディネーター
「コーヒーコーディネーター」はコーヒーに関する知識と技術を兼ね備えたスペシャリストの証明。
コーヒー豆の知識から、焙煎・抽出方法までを学べて本格的なコーヒーを淹れられるようになります。
また、基礎だけでなくアレンジコーヒーの淹れ方や、エスプレッソマシーンの使い方、そしてラテアートの作り方など、カフェ開業に関するノウハウなども身につけられるんです。
通信教育のカリキュラムを修了すると、無事にコーヒーコーディネーターの資格を取得できます。
この資格を活かせば、コーヒー店を開業してプロとして活躍することができるでしょう。
資格名(称号) | コーヒーコーディネーター |
受験方法 | 通信教育のカリキュラム修了後取得可 |
試験内容 | ・焙煎、抽出方法 ・ラテアート、カフェフード ・開業のノウハウ |
受験料 | 70,400円(税込)※通信教育費込 |
認定協会・団体名 | 日本創芸学院(日本通信教育振興協会) |
公式サイト | https://www.happy-semi.com/kouza/ab/cc/k11rb/index.html |
JBAライセンス(一般社団法人日本バリスタ協会)

「JBAライセンス」は、JBA(一般社団法人日本バリスタ協会)が定めている一定基準のエスプレッソコーヒーを抽出できる人に与えられる称号です。
JBA認定校でのスクールを受講し、必須課程を修了した人だけがライセンス試験を受験することができます。
他にも、受講日時点でバリスタに従事しているか、コーヒー関連会社でエスプレッソの抽出経験がある人でなければ受講することができません。
レベル1に合格すると、さらに専門的な知識と技術が必要になるレベル2、レベル3、そしてインストラクターと段階を踏んでレベルアップできます。
レベルごとに専門的な知識と実技試験が含まれるので相応の訓練が必要ですが、仕事で非常に役立つでしょう。
JBAは業界での認知度が高いため、コーヒー業界で働くにはおすすめのスキルといえます。
資格名(称号) | JBAライセンス |
受験資格 | ・JBA認定校の必要課程修了後1年未満 ・バリスタやコーヒー関連の企業に属している・JBA認定校のHPより申し込む |
試験内容 | ・コーヒーの基礎知識 ・エスプレッソマシンの知識 ・抽出技術 ・テイスティング など |
受験料 | 18,700円(税込)※ライセンス登録料別 |
認定協会・団体名 | 一般社団法人 日本バリスタ協会 |
公式サイト | http://www.jba-barista.org/courses.html |
コーヒーインストラクター
「コーヒーインストラクター」は、日本で初めてコーヒーの資格認定制度を立ち上げた“全日本コーヒー商工組合連合会”によって認定された資格です。
検定の目的は、コーヒーの正しい知識の普及と技術の向上です。
また、消費者が評価するコーヒーの生産と、その需要を高めることも目指しているそう。
資格の種類は
・コーヒーインストラクター3級
3級学科講習会を受講し修了したものに認定。
・コーヒーインストラクター2級
2級講習会の受講+2級検定試験に合格した人が得られる資格。
コーヒーの対面販売に従事する人に必要なスキルと知識が求められます。
・コーヒーインストラクター1級
1級講習会の受講+1級検定試験に合格した人が得られる資格。
プロとして必要な高度で専門的な知識とスキルを兼ね備えた人に与えられます。
自分の技術が向上するだけでなく、現場で知識を伝える立場になったときに必要とされるスキルが手に入ります。
資格名(称号) | コーヒーインストラクター |
受験方法 | 講習会に参加で取得可能※3級のみ |
講習内容 | ・コーヒーの基礎知識 ・淹れ方 |
受験料 | 3級講習参加費 1,500円(税込)※級によって異なる |
認定協会・団体名 | 全日本コーヒー商工組合連合会 |
公式サイト | https://kentei.jcqa.org/index.asp |
カフェプランナー

「カフェプランナー」は、カフェを開業するために必要な知識と技術を兼ね備えた人に与えられる資格です。
カフェビジネスを始めるにあたって、総合的にプロデュースできる人材を生み出しています。
カフェプランナー4級
・基本的なコーヒーと紅茶の淹れ方
・器具の正確な使い方
カフェプランナー3級
・アレンジコーヒーの淹れかた
・エスプレッソマシーンの使い方
・接客技術 など
カフェプランナー2級
・エスプレッソマシーンを使ったアレンジドリンク
・ケーキのテーブルデコレーション
・フルーツカッティング など
カフェプランナー1級
・カフェレストランの店舗プロデュース など
筆記試験以外に審査員立ち会いによる実技試験を設けているので、知識だけではなく確かな技術も求められます。
資格取得後は、自分の店舗を開く準備が整います。
経営スキルを身につけたい人や、将来独立を考えている人におすすめです。
また、カフェやレストランのオーナー以外にも、既存店の新規出店計画や改装計画のスタッフとしても役立つことでしょう。
資格名(称号) | カフェプランナー |
受験方法 | 1年以上の実務経験と講習会参加は必須条件資料請求後、申込書送付 |
試験内容 | 級によって異なる |
受験料 | 12,000円(税込)(4級試験) |
認定協会・団体名 | 日本カフェプランナー協会 |
公式サイト | http://www.cafeplanner.net/cafeplanner/index.shtml |
コーヒーソムリエ
「コーヒーソムリエ」は、コーヒーに関する幅広い知識が必要で、スペシャリストとして活躍したい人に向いている資格です。
コーヒーの歴史に始まり、産地や品種、焙煎と抽出方法、また、専門的な知識や高度なテイスティング能力なども必要とされます。
カフェやレストランでコーヒーソムリエは一目置かれる存在となり、提供のプロとして活躍できることでしょう。
コーヒー関連企業でも、商品開発やイベントやセミナーの企画など、多岐にわたり活かせる資格であるといえます。
資格名(称号) | コーヒーソムリエ |
受験方法 | 公式サイトより申し込む |
試験内容 | ・コーヒーの歴史 ・淹れ方 ・豆の違い ・焙煎 など |
受験料 | 10,000円(税込) |
認定協会・団体名 | 日本安全食料料理協会(JSFCA) |
公式サイト | https://www.asc-jp.com/drink/coffee/ |
プロフェッショナルを目指す人におすすめのコーヒー資格

Qグレーダー(CQI認定コーヒー鑑定士)
「Qグレーダー」とは、米国スペシャルコーヒー協会(SCAA)が定める規定でコーヒーを評価できると認められた人にのみ与えられる資格です。
他の資格と大きく異なるのが、主にコーヒー豆の品質を評価するプロだということ。
正式には2種類あって、コーヒー豆の種類によって下記のように名前が異なっています。
アラビカ種のコーヒー豆鑑定士資格:Qアラビカグレーダー
ロブスタ種のコーヒー豆鑑定士資格:Qロブスタグレーダー
コーヒー液を使用せずに、混合液に含まれる味と濃度を判別したり、36種類もの香りを識別する嗅覚の試験などがあります。
ほかにも
・3つのカップの中から1つだけ異なって焙煎されたものを選ぶ
・6種類のコーヒー豆がどのように焙煎されたか識別する
など、知識や技術だけでは補えないほどの高度な試験内容があります。
合格率が低く、更新試験もあるため非常に難易度が高いですが、日本だけでなく世界中で評価されるスペシャルな資格と言えるでしょう。
資格名(称号) | Qグレーダー |
受験方法 | 公式サイトより申し込む |
試験内容 | ・幅広いコーヒーの質問100問を60分で回答・味覚や嗅覚の試験 |
受験料 | 35,000円(税込)※日程により異なる |
認定協会・団体名 | 米国スペシャルコーヒー協会(SCAA) |
公式サイト | https://jce-atamilab.amebaownd.com/pages/4456879/page_202012121441 |
CSP(COFFEE SKILLS PROGRAM)

「CSP(コーヒースキルズプログラム)」は、世界最大のコーヒー協会であるSCA(スペシャルティ協会)が実施している、世界的に評価される資格です。
カリキュラムは基礎的な知識の他、5つの専門分野から自分で選び履修することができます。
①バリスタモジュール
エスプレッソの抽出やラテアートなど、コーヒーを淹れることに特化した実践的なスキルを学ぶ
②ブリューイングモジュール
コーヒーの抽出方法や品質を学び、濃度の測定や味覚に影響する要素を調べる
③グリーンコーヒーモジュール
コーヒーの栽培や、豆の等級分け、生豆でつくられたグリーンコーヒーなどに特化した内容
④ロースティングモジュール
焙煎の工程や豆の選別方法など、ロースティングの全般を学ぶ
⑤センサリースキルモジュール
コーヒーの味覚の本質を、実践的・ビジネス的で分けて考える
各モジュールにはポイントが設けられており、初級は5ポイント、中級は10ポイント、上級で25ポイントが付き、100ポイント取得すると認定証がもらえます。
感覚の鋭さを磨くためには長期的な訓練が必要です。
さまざまな角度からコーヒーを追求することで、プロフェッショナルの道が開かれるのですね。
まとめ
いかがでしたか?この記事では、コーヒーに関する資格を8つご紹介しました。
コーヒーの資格は、趣味として楽しむものから、仕事やプロフェッショナルなキャリアに直結するものまで幅広く存在することが分かりましたね。
自分の目的やスキルレベルに合った資格を選び、コーヒーの奥深い世界を探求してみるのはいかがですか?
また、趣味であれば気軽に楽しめる資格で満足感を得られますが、仕事として取り組む場合は、現場で使える知識や技術を身につけられる資格が有効的ですよね。
そして、プロフェッショナルを目指す人は、長期的な訓練と専門的なスキルを磨くことで業界内でのキャリアを確立できるのではないでしょうか。
コーヒーの資格は、その取得プロセス自体が楽しい学びの旅でもあります。
ぜひ、自分に合った資格に挑戦して、より豊かなコーヒーライフを楽しんでくださいね。
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