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ハイティーってなに?アフタヌーンティーとの違いや札幌で体験できるお店をご紹介!

ハイティーってなに?アフタヌーンティーとの違いや札幌で体験できるお店をご紹介!
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“アフタヌーンティー”と聞いたら、ケーキや焼き菓子などが乗った豪華なスイーツの盛り合わせを想像しますよね。
では、アフタヌーンティーと似ている習慣の“ハイティー”といったら、どんなものをイメージしますか?

あまり聞き馴染みのない言葉ですが、日本でも徐々に広まりつつあります。
一体どんなものなのか興味がある人もいるでしょう。

この記事では、そんなハイティーについて詳しく説明していきます。
札幌で実際にハイティーが楽しめるお店も紹介していますのでぜひ最後まで御覧くださいね。

アフタヌーンティーとハイティーの違いとは?

まずは、アフタヌーンティーとハイティーの違いについて紹介します。

これら2つは、ニュアンスが違うだけで同じ事を指している言葉だと思っている人もいるのではないでしょうか。
一体どこが違うのでしょう。

簡単に説明すると、アフタヌーンティーは「おやつ」、ハイティーは「食事」のためのティータイム。
アフタヌーンティーはその名の通り「午後のお茶の時間」を指しているのに対し、ハイティーはしっかりとした料理を食べることが目的なんです。

アフタヌーンティーの歴史

では、それぞれの習慣はどのようにして生まれたのでしょうか。
歴史を遡ると、そこには当時の生活の階級が大きく関係していることが分かりました。

ハイティーを知るために欠かせないのはやはりアフタヌーンティーの存在です。
アフタヌーンティーは1800年頃にイギリスの貴族の間で生まれた習慣。
第7代ベッドフォード公爵婦人のアンナ・マリアが始めた、貴婦人たちのお茶会が起源とされています。

当時はオペラ鑑賞などの夜の社交があったため、どうしても夜食の時間が遅くなってしまったのだそう。
それまで空腹を満たすために、15時頃に間食をとるようになったことがアフタヌーンティの始まりなのです。

現在では、アフタヌーンティーは日本のホテルやカフェでも提供されるほど広く知れ渡り、多くの人に好まれるようになりました。
ケーキスタンドに並べられた華やかなスイーツの盛り合わせは、身も心も癒やし優雅な気分にさせてくれます。

当時の貴婦人達も、紅茶とともにスコーンやサンドイッチなどの軽食や焼き菓子などを食べながら、同じようにお茶会を楽しんでいたのですね。

午後に紅茶を飲む習慣を広めたアンナ・マリアは、あの有名な大手紅茶メーカーのパッケージに描かれている人物なんですよ。

アフタヌーンティーとクリームティー

アフタヌーンティーといえば、3段の豪華なケーキスタンドが印象的ですよね。
マカロンやスコーン、ケーキやサンドウィッチなど種類豊富なのも魅力のひとつ。
それ故に、本場イギリスではアフタヌーンティは誕生日やお祝いごとなどの華やかなイベント時に行うことが多いのだそう。

それに対して、もっとカジュアルに親しまれているのが「クリームティー」という習慣です。
クリームティーと聞くと紅茶にクリームが乗っているドリンクをイメージしそうですが、そうではありません。
クリームティーとは、スコーンと紅茶のセットのこと。
クロテッドクリームという濃厚なクリームをスコーンに塗って食べることからこの名がついたとされています。

アフタヌーンティーに比べて価格が手頃で食べるときの作法も厳しくないので、一般家庭でも日常的に楽しまれていた習慣なのだそう。

ハイティーの歴史

ハイティーの始まりは、イギリスのエリート会社で行われていた食後のティータイムでした。
1840年頃、ダッチェス・オブ・ベドフォードという人物が、昼食とディナーの間に紅茶と軽食をとるようになったのが起源とされています。
はじめはパンが多かったのですが、徐々にサンドイッチやスイーツなどが加わり、どんどん豪華になっていったのだとか。

ここまで聞くとアフタヌーンティーと同じに思えますが、19世紀末に労働者階級に広まったことでその内容は変わりました。
一日の仕事を終えて帰ってきた彼らは午後5時~7時頃に「ティータイム」ではなく「夕食」に近い食事をとるようになりました。

当時、物理的な労働をこなしてした彼らにとって、栄養補給は必要不可欠。
産業革命や茶税の減額、茶葉の価格低下などの背景も相まってこの習慣が広く知れ渡ったのでしょう。

食事をする際に、普通のダイニングテーブル(ハイ・テーブル)で食べることから、ハイティーという名が付けられたのだそう。

その反対で、ローティーという言葉も生まれました。
これはいわゆるアフタヌーンティーのことで、低いテーブル(ローテーブル)で、スイーツやスコーンと紅茶を楽しむティータイムを指した言葉だったようです。

ハイティーの魅力

ハイティーは食事をすることが目的なので、お肉などボリュームのあるメイン料理があることが特徴です。
ハイティーの語源はテーブルの高さと言いましたが、カロリーの高い食事であることも理由の1つなのだとか。

現代のハイティーでは労働者の食事というよりも、エレガントな社交の場といったイメージで食事が提供されています。
アフタヌーンティーのような軽食やスイーツにプラスしてメインの料理がついています。
味がしっかりついたお肉などに合わせて、ワインやカクテルなどのお酒が楽しめることも多く、時代に合わせて変化しているのですね。

ホテルでコース料理を食べる時にはテーブルマナーが必要ですが、ハイティーには厳しいマナーは無いといわれています。
それは、自由度の高い労働階級者から生まれたハイティーの起源が関係しているのでしょう。

肩肘を張らずに、親睦を深めるための夕食にピッタリだといえますね。

ハイティーの種類

現在ではハイティー夜に楽しむものという概念ではなくなり、食事と紅茶を楽しむといったお店も増えています。

先程アフタヌーンティーとハイティーの違いを説明しましたが、一般的にはあまり知れ渡っておらず、同じ意味と捉えられてしまうことも多いそう。
そのため、差別化の意味も含めて、ハイティーの呼び方をあえて変えているお店もあるのだとか。

そこで、朝・昼・晩と時間によって呼び名が違い、メニューを変えて提供しているハイティーの種類をご紹介していきます。

モーニングハイティー

モーニングハイティーは、朝食を食べながらティータイムをとること。
朝から優雅な時間を過ごして贅沢な一日になりそうですね。

モーニングですから時間は午前中。
8時頃から12時頃まで提供しているお店が多いようです。
メニューはクロックムッシュやオムレツ、ロールパン、サラダやヨーグルトなど。
朝食ならではのメニューを楽しめそうですね。

イブニングハイティー

イブニングには夕方や晩の意味があります。
アフタヌーンが午後を指す言葉なので、それよりも少し遅い時間といったところでしょうか。
イブニングハイティーは夕食どきに食事をメインにお茶を楽しむことを指します。

ローストビーフやオードブルなどの豪華なメニューを提供しているお店が多いでしょう。
また、シャンパンやワインなどのお酒に合う味付けになっているなど、お茶だけじゃなくアルコールにも合う食事が多いようです。

ナイトハイティー

ナイトハイティーは夜間のこと。
日が沈んでから夜明け頃までを指していることが多いです。

夜のハイティーではお酒のおつまみになるようなセイボリーが多く提供されているのが特徴です。
チーズやオリーブ、ピクルスやハムなど、お酒を飲みながらゆったりと楽しむことができるでしょう。

現在はハイティーの意味合いも変化して、さまざまな呼び名が生まれています。
どの時間でも、食事とお茶を楽しみながら優雅な時間を過ごせそうですね。

札幌でハイティーを楽しむなら

札幌グランドホテル

画像出典:札幌グランドホテルホームページ

札幌市中央区にある札幌グランドホテルでは、夜のアフタヌーンティーという名のナイトハイティーが行われています。
3段になったケーキスタンドにはそれぞれ魅力的なメニューが盛られていています。

【9月のメニュー】
・合鴨肉のスモーク
・サーモンフライのバーガー
・サーモンとタップナードのカナッペ など
 デザート
・マロンのミニタルト
・マロンケーキ
・カシスのミニパルフェ

秋を満喫できるメニューになっています。

【10月のメニュー】
・キッシュパイ
・チーズとトマトのクロワッサンサンドウィッチ
・エビのフリット など
 デザート
・かぼちゃのババロア
・かぼちゃのミニタルト
・リンゴのケーキ

こちらも美味しそうなメニューが勢揃い!

紅茶だけではなく、ノンアルコールの“モクテル”もフリーフローに含まれています。
ラグジュアリーな空間で、思い思いの時間を過ごせることでしょう。

メニュー名夜のアフタヌーンティー
場所北海道札幌市中央区北1条西4丁目 札幌グランドホテル【地図を見る
提供時間2024年9月1日(日)~10月31日(木)
20:30〜L.O 23:00(90分制)
金額4,000円 (税・サービス料込)
公式サイトhttps://grand1934.com/restaurant/old-saloon1934/afternoontea/

札幌ストリームホテル

画像出典:BAR & GRILL Splish

札幌ストリームホテルに入っている「BAR & GRILL Splish」では、9月末までの期間限定で北海道の食材を活かした豪華なハイティーが楽しめます。

6種類のセイボリーに2種のメインディッシュとボリュームたっぷり!
そしてサラダがフリーフローなのも嬉しいですよね。

2段に盛られたスタンドには
・ズワイガニのフラン
・メロン風味のマカロン マスカルポーネと生ハム添え
・パテドカンパーニュを挟んだエクレア
・スモークサーモンのブルスケッタ
・からすみの冷製カッペリーニ
・殻付き雲丹のカクテル

さらにメインディッシュには
・トリュフ風味のピザ
・道産牛ローストビーフのライスボウル

デザートには道産チーズを使用したバスクチーズケーキが付いた豪華なプランです。
料理長が腕によりをかけて作ったこだわりの品を堪能してみてはいかがでしょうか。

メニュー名STREAM Twilight High Tea~Summer In Hokkaido~
場所北海道札幌市中央区南4条西4丁目1番1SAPPORO STREAM HOTEL【地図を見る
提供時間2024年6月15日(土) ~ 9月30日(月)
18:00 ~ 22:00(L.O 21:00)
金額乾杯スパークリング付き 6,500円
フリーフロー(120分制)付き 8,500円
公式サイトhttps://www.tokyuhotels.co.jp/sapporostream/restaurant/splish/twilight-high-tea/index.html

ニューオータニイン札幌

画像出典:ニューオータニイン札幌ホームページ

ニューオータニイン札幌では、グルメライターユズレポとのコラボアフタヌーンティーが期間限定で行われています。
10月らしく、ハロウィンと不思議の国のアリスをテーマにした個性的でかわいらしいメニューを楽しめます。

メニューはスイーツがメインの内容になっていて
・うさみみモンブラン
・マッド・ハッターの帽子カヌレ
・チェシャ猫のシッポのグラス
・ハートのトランプクッキー 
などなど、見た目も特徴的なデザインのスイーツがずらり!

セイボリーには、かぼちゃとポテトのクリームチーズがのったキッシュ。
フリーフローのドリンクには、ドイツの老舗紅茶ロンネフェルトティーが7種とコーヒー、ノンアルコールのモクテルも1杯選べます。

そして、宿泊した人限定で謎解きゲームにも参加できるのも注目ポイントです。
クリアの特典としてレストランの割引券がもらえて、抽選でニューオータニイン札幌の宿泊券が当たるチャンスもあるのだとか。
ひらめき力に自信のあるかたは、是非チェックしてみてくださいね。

メニュー名アリスのハロウィンアフタヌーンティーセット
場所札幌市中央区北2条西1丁目1-1ニューオータニイン札幌【地図を見る
時間2024年9月3日(火)~2024年10月31日(木)
12:00~21:00(入店は19:00まで)
【定休日】日・月
金額3,500円 (税・サービス料込み)
公式サイトhttps://newotanisapporo.com/restaurant-list/collaboration-afternoon202409/

まとめ

いかがでしたか?
この記事では、ハイティーについてご紹介しました。
アフタヌーンティーとの違いや発祥の起源など、詳しく知ることができたのではないでしょうか。

ハイティーには、伝統的なものから日本で変化したものなど、多種多様なスタイルがありますが、お茶を飲みながらゆったりと食事を楽しむのはどれも同じ。

ぜひ、優雅なハイティーの時間を楽しんでみてくださいね。

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住所 〒064-0824
北海道札幌市中央区北4条西24-2-16-2F
Tel. 050-1720-4373
365日24時間!電話受付可能!(AIさゆり)
営業時間 カフェ:11:00-17:00
ランチ:11:00-14:30
バー:17:00-23:00(L.O.22:30)
アクセス 最寄り駅:地下鉄東西線「西28丁目駅」1番出口より徒歩5分
駐車場:2台

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