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バーと居酒屋の違いってなに?上手に使い分けてお酒をもっと楽しもう!

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仕事で疲れた日、仲間と集まる時、お祝いやデートなど、お酒を飲む機会って多いですよね。
ストレス発散や、気分を上げるためなど飲む用途もさまざま。
幅広い場面で用いられるお酒は、昔から人々に必要とされていて、現代社会においてもなくてはならない存在といっても過言ではありません。
今回はそんなお酒を取り扱うお店の種類について解説していきます。

みなさんはバーと居酒屋の違いをしっかりと知っていますか?
この記事では、お酒の歴史や語源から居酒屋とバーの利用目的なども詳しく紹介しています。

今さら聞けないと思っている人にこそ読んでいただきたい内容になっていますので、是非最後までお楽しみください。
それでは早速チェックしていきましょう。

お酒の歴史

そもそもお酒は一体いつ頃から存在したのでしょうか?
お酒の歴史は、今から遥か昔の紀元前4000年頃に始まったとされています。

世界中のお酒の中でも最も古い物が果実酒で、ワインは紀元前4000年にはメソポタミア地方(現在のイラク・シリア北東・トルコ南東の一帯)に住むシュメール人が飲んでいたのだそう。
その後、紀元前3000年頃にはビールが作られるようになりました。

ワインとビールに比べて、ウイスキーやスピリッツ系の蒸留酒の普及は遅く、11世紀初期の南イタリアでのこと。
当時はお酒としてではなく、医師が作った医薬品用のアルコールだったのだそうです。

日本のお酒文化

日本を代表するお酒といえば“日本酒”ですよね。
このお酒は8世紀頃の奈良時代には製造方法が確率していたんだそう。

当時は祭りや正月などの祝い事の際に飲むもので、庶民が自由に飲める代物ではありませんでした。
現在でも、神様へのお供えや結婚式などのお祝い事に使用されるのは、その時の習慣が受け継がれているからなのですね。

その後、ワインが16世紀の中頃、ビールは18世紀の初期、ウイスキーが19世紀中頃と次々と日本へお酒が伝わってきたのだそう。
1724年には、日本で始めてビールを飲んだ人の感想が「和蘭問答」という書物に記載されていました。
しかしそこには「思いのほか不味くて、全く美味しいものではありませんでした」と記されていたそうですよ。

現在の美味しいビールが作り出されるまでには、かなりの苦労があった事が伝わってきますね。

お酒が与えてくれる効果とは

続いては、”なぜお酒を飲むのか”について、その理由について説明していきます。

お酒を飲むと、気分が良くなったり、ふわふわした感覚になったりしますよね。
この症状はアルコールに含まれる成分で“理性の座”と言われる大脳新皮質の動きが鈍くなるから。
合理的で分析的な思考や言語機能以外にも、感情や食欲などの本能的な部分の働きが活発になるため精神が高揚するとされています。

また、ワインやウイスキーの香りにはリラックスの効果が、ビールの原料であるホップの香りにはアロマ効果があり、気分を落ち着かせてくれるのだそう。

どちらも適正量だからこそ得られるメリットなので、くれぐれも飲み過ぎは禁物。
正しい飲み方を心掛ければ、お酒は心にも身体にも癒やしを与えることができるのですね。

お酒を飲むお店選びに悩む

いざお酒を飲むとなると、多くの人が取る行動は

・スーパーやコンビニで購入して家に帰って飲む
・居酒屋やバーに入ってお店で飲む

この2パターンになるのではないでしょうか?

家で飲むためには自分で支度をする手間があるので、すぐ飲みたい時にはお店を利用する人も多いと思います。
しかし、お酒を取り扱っているお店は多く、何を基準にすればいいのか分からずにお店選びに悩んだこともあるのではないでしょうか?

親しみがあって行き慣れた居酒屋ももちろん良いですが、今日はちょっと気分を変えたい、そんなときにはバーに行ってみるのはいかがでしょうか?

それでは、居酒屋とバーの違いについて深掘っていきましょう。

あらためて知りたい、居酒屋ってどんな場所?

居酒屋は日本式の飲み屋で、酒類をメインとしてそれに伴う料理なども提供している飲食店のこと。
店内は和風らしい造りの店舗が多く、ビールやチューハイ、日本酒などを提供しています。
料理の種類も多く、おつまみだけじゃなく主食やデザートまで幅広く取り揃えていますよ。
居酒屋らしい定番のメニューは以下の通りです。

酒類
・ビール
・日本酒
・焼酎(サワー・チューハイ)
・ウイスキー(ハイボール)
・ホッピー(主に関東)

料理
・ポテトサラダ
・焼き鳥
・枝豆
・唐揚げ
・だし巻きたまご
・お刺身
・ポテトフライ
・もつ料理

お通しと突き出し

入店してお酒を頼むと小皿に乗った一品料理がでてきて、「お通し」または「突き出し」という名目で代金が発生します。
お酒を飲みながらつまめる料理が多く、最初のオーダーが入ってからの時間をつなぐ役割もあるそう。

ちなみに、関東では「お通し」、関西では「突き出し」とよばれる事が多いのですが、意味は異なっているのに同義語として使われています。
「お通し」は、注文が入った時に“注文を承りました”の意味で出されるのに対して、「突き出し」は注文の有無は関係なく、席についたら最初に突き出される様子からその名が付いたのだとか。

また、懐石料理や日本料理のコースの最初に出てくる料理は「先付け」と呼ばれ、「通し肴」や「小付け」とも呼ばれるのだそう。

客層とイメージ

1970年代頃は、男性会社員が日本酒を飲む場所のイメージが強かった居酒屋。
チューハイやサワーなどのお酒や料理の種類が増え、店内の装飾に工夫を凝らす店舗も多くなり、だんだんと女性客や家族連れの来店が増えて気軽に利用しやすい現在のイメージが定着してきたのだそう。

1980年代頃には居酒屋のチェーン店化に拍車がかかり、安くて大人数が集まる場所として人気に。
幅広い客層に合った飲み物と料理、そしてがやがやとした雰囲気で多少騒いでも良い空間が、大人数の集まりにもピッタリな場所としてよく用いられている理由なのではないでしょうか。

居酒屋の利用目的

居酒屋は先述の通り、安価でメニューも豊富。
さまざまな人に親しまれているお店です。
以下に利用目的をまとめてみたので、居酒屋を利用する際に参考にしてみてください。

・仕事後の一杯に
ハッピーアワーで早い時間から安く飲めたり、立ち飲みでサクッと帰れるお店もあるので利用しやすいですね。

・会社での飲み会に
忘年会や新年会、歓迎会や送迎会など、なにかと集まりの多い会社の飲み会。
年齢も好みもバラバラなので、オールマイティーな居酒屋は使い勝手が良いはず!
飲み放題なのも嬉しいポイント。

・合同コンパにも
良い感じに騒がしいので、初めて会う人ともラフにお話が出来そう。
飲みやすいお酒を多く揃えてるお店を選べば、強いお酒が苦手な女性でも楽しめそうですよね。

今さら聞けない、バーってどんな場所?

ここからは、バーについてご紹介していきます。

バーはお酒の味を楽しむことが最大の目的である酒場。
過度な接客はせず、思い思いの時間をゆっくりと過ごせます。
特にアルコールの度数が高いお酒をベースとして、カクテルを作っているところが特徴です。

日本の規則的には「バー」の看板を掲げる場合に必要な条件があります。
・カウンターがあり、バーテンダーがカクテルなどの数多くの酒類を提供していること
・接客は最低限度であること(隣に座るなどしない)
・純粋にお酒を楽しむことを目的としていること
これらがバーを運営する上での必須条件となっています。

お酒を提供しつつも接待を思わせるサービスや娯楽を提供する店の名に「バー」を用いてる場合もありますが、風俗営業法で見ると正当なバーではないと判断されてしまうのだそう。

また、ひとことでバーといっても、いくつもの種類があるのも特徴です。

・オーセンティックバー
ホテルの中などにあるバーで、静かにお酒を楽しめる格式のあるタイプの伝統的なバー。
オーセンティックには、「本物の・伝統的な・信頼のおける」といった意味が含まれているそうです。

・ショットバー
カウンターで、グラス1杯ずつ提供するバーのこと。
ひとりのあたりの滞在時間が短めなので初心者でも立ち寄りやすいのだそう。
「ショット」は「ワンショット」のことでボトルでは頼めません。

・ジャズバー
お酒を飲みながら音楽を楽しめるバー。
BGMでジャズを常に流していて、一人でも数人でも心地よく過ごせます。
比較的に静かで雰囲気を大切にしているお店が多いのも特徴です。

・◯◯バー
カクテル以外のお酒に特化したバーもあります。
その多くはお酒の名が頭に付く仕組み。
ワインに特化した「ワインバー」、ビールの種類が豊富な「ビアバー」、焼酎を取り揃えた「焼酎バー」などがあります。

バーとパブの違いは?

日本のバーのスタイルは、イギリスで「パブ」とも呼ばれています。
パブとはPublic house(パブリックハウス)の略で、許可を受けてお酒を提供していた”公共の場”を指しています。
地元民が食事やドリンクを楽しむために集まる「社交場」としても親しまれていたんだそう。

日本ではバーもパブも存在しますが、このふたつの違いは、“アルコールと社交場と、どちらの要素が強いのか”で判断することができます。

バーはより美味しいアルコールを提供することに長けた場所。
必要最低限の接客で過度な交流はありません。
一方パブは、アルコールよりも地域社会を中心とした「社交場」としての要素が強いのが特徴。
同じ「酒を飲む場所」という名目でも、ルーツや客層、提供するお酒などにもさまざまな違いがあるのですね。

バーの語源

バーの語源にはいくつか諸説あるそう。
ある一説によるとアメリカのバーの歴史に基づいているのでは?と言われています。

アメリカの西部開拓時代である1800年頃、当時の酒場では酒を樽から量って売っていました。
その時、樽から勝手に酒を飲んだ酔っ払った客がいたため、阻止するためにも横木(Bar)を置いて区切りをつけたことが由来とされています。

他にも、酒場の外にあった馬を繋ぐための横木を隠語にしたとか、カウンターの下に足場として横木を置いた事がきっかけという説もあるのだとか。

日本では横木説に加えて、客と店員を分けるための「倫理的な一線」としての意味合いも含めているのだそう。

バーの利用目的

バーは先述の通り、お酒の種類が豊富でお落ち着いた時間を過ごせます。
以下に利用目的をまとめてみたので、バーを利用する際の参考にしてみてください。

・バーテンダーさんと会話
カウンターでお酒を飲むことでバーテンダーさんとの距離も近くなり、自然と会話しやすいのがバーの醍醐味。
お酒に詳しいバーテンダーさんから興味深いお話が聞けそう。

・美味しいお酒が飲みたい
とにかくお酒の種類が豊富なので、自分が今まで飲んだことのないお酒を発見できるのも嬉しいポイントです。
こんなお酒が飲みたい、といったリクエストにも対応してくれます。

・デートでゆっくりとした時間を
がやがやとした居酒屋と違って、ロマンチックでムーディなバーの雰囲気はデートにもピッタリです。

・飲み会の二次会以降にも
他のお店でご飯を食べたあとや、まだ飲み足りないときにも重宝されること間違いなしです。

・ひとりでしっぽり
今日はひとりでお酒を飲みたい、そんな気分のときにも。
素敵な雰囲気と落ち着いた空間がきっと心を癒やしてくれるでしょう。

札幌でおすすめのカフェバー「RY’S cafe bar」

当店は、豊富なお食事メニューやこだわりのカクテル、コーヒーやスイーツの種類も充実しています。
カウンターのあるバーに入るのはちょっと緊張するという人にもおすすめです。

チャージ料金500円をいただいておりますが、QSCを高い基準で保つだけでなく、お客様ひとりひとりに満足していただけるようにホスピタリティにも力をいれて心を込めたおもてなしをしております。
ぜひ、普段とは違った非日常な空間を心ゆくまでご堪能ください。

店名RY’S cafe bar(アールワイズカフェバー)
住所北海道札幌市中央区北4条西24-2-16-2F
[地図を見る]
電話番号050-3187-4155
営業時間カフェ:11:00~16:00(L.O.15:30)
BAR :17:00-24:00(L.O.23:30)
定休日無休
駐車場2台
Wi-Fi有り
電源4席
喫煙席全席禁煙
店舗サイトhttps://rys-cafe.bar/
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まとめ

この記事では、お酒の歴史やお酒を飲みたくなる理由、お酒の効果、そしてバーと居酒屋の違いについて詳しくご紹介しました。

普段からよくお酒を飲みに行く人も、家で飲むことが多かった人も、この知識があることでよりお酒を楽しむことができそうですよね。

また、居酒屋とバーの違いを知っておくと、お酒の楽しみ方やTPOに合わせたお店選びもできるのではないでしょうか。

自分のお気に入りのお店を見つけて、素敵な時間を過ごしてくださいね。