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ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ(DRC La Tache)

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「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」は、世界一高価なワイン「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」に次ぐ赤ワインとしての呼び声も高い、優良ヴィンテージで「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」を超すと称された赤ワインです。

この記事では、世界最高峰のワイン醸造所で作られている「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」についてご紹介していきます。

どんな特徴を持つワインなのか、歴史や評価なども詳しく記載しておりますので、ぜひ最後までお楽しみください。

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ(DRC La Tache)の歴史

出典:ワインのすすめ

「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」は、世界最高峰のワイン製造所「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(以下DRC社)」で製造されています。

世界中のワイン愛好家をうならせた「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」を作りあげた製造所では、いったいどのようにして上質なワインが作りだされているのでしょうか。

世界最高峰のワイン製造所「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」

まずは、DRC社がどのような製造所なのかを説明します。

DRC社が世界最高峰のワイン製造所とよばれているのは「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」をはじめとする、数々のワインが総じて高い品質であることが由来とされています。

各ワインの詳細はこちらの記事に記載していますので、是非あわせて御覧ください。

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・コルトン

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・グラン・エシェゾー

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・モンラッシェ

DRC社は1942年に法人化されていますが、ワイン畑自体は13世紀頃から存在していました。

1232年にヴォーヌのサン・ヴィヴァン修道院がワイン畑を手にしたことから歴史が始まり、上質なブドウが育つ畑は多くの人々から求められ注目されることとなります。

1760年にはこのワイン畑を巡り、フランス国王ルイ15世の公妾であったポンパドゥール夫人と、コンティ公ルイ・フランソワ1世の間で競売にかけられるほど、有名で価値のあるワイン畑となりました。

競売の結果、コンティ公が落札し権利を得たため、このブドウ畑には「ロマネ・コンティ」という名がついたのです。

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ(DRC La Tache)の名前の由来

「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」の名前の由来は諸説ありますが、その中でも特に有名なものが2つあります。

1つ目は、「労役」や「請負」を意味する「la tache」から取ったというもので、一般的にはこちらの由来が普及しています。

効率化のために、作業人に対して時給制ではなく作業した面積に応じて報酬が発生する仕組みだったことからつけられたそうです。

2つ目は、古語のtacheの意味「斑点」から取ったとされています。

もともとラ・ターシュを作るためのブドウ畑はとても狭く、1.4㎡しかなかったため、その狭いぶどう畑を斑点と表現して名付けられたのではないか、ともいわれています。

その後、1993年にはDRC社の申し出によって、隣接したレ・ゴーディショの畑の一部と統合し面積を広げました。

現在のラ・ターシュのワイン畑は6.0㎡の広さとなっています。

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ(DRC La Tache)の栽培方法

出典:Wikipedia

「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」を含めたDRC社の商品は特別な栽培方法で育てられています。

それは「有機栽培」に加え、「バイオダイナミック農法」も用いた独自の農業の方法です。

DRC社の有機栽培

有機栽培とは、科学肥料や農薬に頼らない栽培の方法でオーガニックともいわれています。

ブドウの皮を発酵させて作った堆肥やブドウの木の根を粉砕したものなど、DRC社独自のこだわりの肥料を使用し栽培しています。

畑の土が固くなり、ブドウの木や根に影響がでないようにトラクターは使用せず、変わりに馬を用いて手作業で畑を耕作したり、収穫されたブドウをひとつひとつ手で判別作業をするなど、手間と時間をかけてワインを製造しているのです。

バイオダイナミック農法

「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」をつくるために有機栽培に加えて取り組んでいるのは「バイオダイナミック農法」です。

「バイオダイナミック農法」は、ドイツやスイスでは普及していて、土壌や植物、動物の相互作用だけではなく宇宙のちからや天体の動きに注力した栽培方法なのです。

太陽暦や占星術にそってつくられた「農業暦」をもとに、種まきや収穫などを行っています。

また、牛の角や水晶の粉などの特別な物質を、月の満ち欠けによって決められた時間に土壌に加えることで土壌の改善やさらなる向上に繋がるのです。

この栽培方法によって収穫量は限られ、1ヘクタールの平均収穫量は2,500リットルほどになります。

それはつまり、3本のブドウの木から1本のワインを作る計算になりますが、収穫量を低く保つことによって質の高いワインが製造されているのです。

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ(DRC La Tache)の特徴

出典:楽天市場

「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」のブドウ畑があるヴォーヌロマネ村は、谷間にあるため風の影響を受けにくく、水はけと日当たりのよい斜面になっています。

上部と下部の高低差は約50mに及び、気温や土壌は3つのエリアでそれぞれ異なります。

上部はプレモ-石灰岩、中部は頁岩状石灰岩、下部は貝殻堆積泥岩から構成され、それぞれの地盤の特徴によってさまざまな味わいのブドウが収穫できます。

「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」の最大の特徴は、3つの異なる土壌で育ったブドウを混ぜて一つのワインを作ること。

育てている品種はピノ・ノワールのみですが、異なるそれぞれの風味が混ざり合い、複雑で重厚感のある深い味わいのワインが完成するのです。

安定した品質のワイン

鉄分の多い石灰岩が主な土壌で育ったブドウの木の平均樹齢はなんと44年。

ブドウの木には天候などの関係で不作の年があり、ワインの味が落ちてしまうことがあります。

DRC社も例外ではなく、ブドウが不作の年は回避することができません。

ワインの味によっては瓶詰めされることなく、出荷を諦めることも。

しかし1950年、1951年と続いた凶作の年でさえ「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」の味は落ちることなく出荷されました。

DRC社がこの凶年に唯一瓶詰めしたのは「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」のみだったそう。

ある評論家は「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」は世界一のワイン「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」と競うほどの最高傑作だと言いったそうです。

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ(DRC La Tache)の評価

出典:WINE BOOKS

世界で最も有名なワイン評論家は、ロバートM・パーカーjr.です。

彼がワインにつける点数「パーカーポイント」はとても重要視されていて、その点数によってワインの価値が決まるといっても過言ではありません。

また、かつてロバートM・パーカーJr.の右腕として活躍していたアントニオ・ガッローニが独立して立ち上げた「ワイン情報誌ヴィノス」でも、同様にワインの得点がつけられています。

ロバートM・パーカーjr.はすでに引退しているため、彼が創刊したワイン情報誌「ワイン・アドヴォケイト」の点数(WA)と、ワイン情報誌ヴィノスの点数(V)をまとめたものが次の表です。

「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」を購入する際に参考にしてみてくださいね。

製造年WAV製造年WAV
201796+ 97 200897 97
201698982007
2015989720069496
20149696+200598-99100
20139796+200494
2012979720039995+
20119596+20029796
201096-9897200190-9396
2009989820009394

ロバートM・パーカーJr.のパーカーポイントの点数の基準は以下の通りで、ワイン・アドヴォケイトの点数もパーカーポイントと同じ基準でつけられています。

・100~96点 【格別】

「努力をして探してでも飲む価値のあるワイン」

・95~90点 【傑出】

「複雑さと個性のある素晴らしいワイン」

・89~80点 【かろうじて並以上から優良】

「味わいや個性が出ており、気になるような欠点はないワイン」

・79~70点 【並】

「健全で無味乾燥なワイン」

・69~60点 【並以下】

「気になる欠点があるワイン」

2つの評価を見るだけでも、かなり点数が高く、評価の高いワインだと分かります。

中でも注目すべきは2005年で、ワイン・アドヴォケイトが100点、ヴィノスも99点とほぼ満点の評価です。

一度で良いから飲んでみたいと求める人が続出し、100万円以上の値段で取り引きが行われるほど価値のあるワインなのです。

「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」が、世界一高価な赤ワイン「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」の弟とよばれているのも納得できますね。

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ(DRC La Tache)の詳細データ

ワイン名                 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ
原語DRC La Tache
タイプ赤ワイン
飲み口辛口
ボディミディアム~フルボディ
味わいの特徴チェリーやベリーなどの赤い果実の風味に加え、ハーブやスパイスの香りも楽しめて、重厚感のあるパワフルな味わいの中にはエレガントさを感じ、飲んだ人を魅了します。
孔雀の尾のように長く余韻が続くので、最後まで満足感を味わえるワインです。
産地ブルゴーニュ地方
コート・ド・ニュイ ヴォーヌ・ロマネ村
ブドウの品種ピノ・ノワール100%
飲み頃の温度16℃~18℃
合う料理鴨肉、ローストビーフ、きのこ料理

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ(DRC La Tache)を購入できるオススメ通販サイト3選

①Platinum-wine

Platinum-wineは、ロマネ・コンティ専門のワインショップです。

品揃えが豊富なため、欲しい年代のワインが購入しやすい特徴があります。

丁寧な梱包や電話対応の良さなど、口コミの評価も高いので安心して利用できるサイトです。

Platinum-wine公式サイト

②KATSUDA

「KATSUDAなら安心して飲める」という信頼のために、品質管理に力を入れているワインショップです。

多くのワイン愛好家が満足する品揃えと、輸送時までも徹底した温度管理、そして頑丈なワイン専用ケースに入れて発送してくれるので、高価なワインでも安心して注文できるでしょう。

また、KATSUDAクラブメンバーになることで会員限定価格での購入もできます。

他にも、稀少なワインを優先して購入できたり、誕生日のクーポン配布など、お得な特典もたくさんあります。

KATSUDA公式サイト

③楽天市場

普段利用する機会の多い楽天市場でも「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ」を購入できます。

取り扱っている種類が豊富なので、他の製造年のワインと比べながら選ぶことも可能です。

また、購入した際にはポイントが発生するので、他の商品を買いたい時に利用できておすすめです。

楽天市場公式サイト

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュ(DRC La Tache)をご堪能いただけます

当店は「札幌で1番お洒落なカフェバー」をコンセプトに2021年12月13日誕生いたしました。お昼の時間帯はカフェ、夜の時間はBARを営業しており、BARのお時間帯では今回ご紹介したドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ラ・ターシュはもちろんのこと、他に希少価値が高い高級ワインなども数多くご用意しております。

プロのシェフによるオリジナルフードとワインで素敵なひとときと思い出を作っていただければ幸いでございます。

店名RY’S cafe bar(アールワイズカフェバー)
住所北海道札幌市中央区北4条西24-2-16-2F
[地図を見る]
電話番号050-3187-4155
営業時間カフェ:11:00~16:00(L.O.15:30)
BAR :17:00-24:00(L.O.23:30)
定休日無休
駐車場2台
Wi-Fi有り
電源4席
喫煙席全席禁煙
店舗サイトhttps://rys-cafe.bar/
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